ティンシア・フィーリエス(タイプ・パニッシャー)

 

・性別、女性 ・身長、160cm ・種族、女神

 

【特性・能力】

○神威

神聖な存在として崇拝されることで、ステータスにプラス補正がかかる。彼女の場合、「断罪」、「慈愛」、「再誕」の祈りが反映される。

 

○悪性感知

常に文明を有する存在(広義の意味で人間)の悪意を大小の区別無く感知する。

またそれらの悪意を無視する度に、ペナルティとしてステータスにマイナス補正がかかる。

 

尚、判定対象は文明人であるが善悪の判断基準は『彼女の独断であ り、彼女の気分次第』となる。

これは彼女の能力ではなく呪いの類である為、解除は不可能。

 

○戦場の嫌われ者

特定条件下で発動するもう一つの切り札。

特性・事の善悪に関わらず争いに関わった全ての者に相応の裁きを下す。彼女は正義の味方ではなく、悪の敵です。

能力・裁きの対象が複数人かつ広範囲に点在する場合、状況に適した分だけ『自分と同性能の分身を作り出す』。

 

○決意の紋様

身体に刻まれた赤い模様。 彼女の戦意に合わせ浮かび上がる。

彼女の『悪を決して見逃してはならない』、『躊躇いや懼れを抱かない』という決意が形となって表れたもの。

顕現と同時に普段の愛嬌は鳴りを潜め無機質な存在となる。

彼女をシステムとして運用する為の拘束具であると同時に、強大な力を自由自在に扱えないように施された安全装置の側面もある。

常時発動の効果で、彼女の自傷行為を封じている。

 

○肉嫌い

とある理由から肉を食べられない。また、生肉や鮮血に対し生理的な嫌悪感を示す。

そもそも如何なる場合であっても、『暴力を振るうこと、特に殺人行為自体を悪と認識』しているので、本来は戦い向きの性格ではない。

基本、決意の紋様と併用することで平常心を保っている。

稀に我に返るとパニックに陥ったり鬱病にかかり行動不能になる。

 

○幻肢痛

かつての彼女が味わった屈辱の証。

発作的に左腕に激痛が生じる。痛みの発生に法則はなく、一度痛み出すと動きの精細さが著しく下がる。

左腕に装着された拘束具の力である程度痛みを抑えている。代わりに巻いた左腕の感覚がほとんど無い。

 

【切り札】

○トゥアクリストゥ

彼女が愛用する出自不明の片手剣。

彼女曰く異なる世界、異なる法則の下に繁栄した世界、その最期の一欠片。・・・らしいとは彼女の弁。

主な特徴として、剣に選ばれた者しか鞘から抜けない、その基準は不明。

刀身部分は重さが無い為、異様に軽い。

刀身部分は厚みが無さ過ぎて現代技術では計測不能。

何故か、刀身が真水で構成されている。

所有者の魔力を剣に注ぐとそれに見合った量の聖水が刀身から溢れ出す。

それ自体が直接的な攻撃手段とはならないが、高純度の聖水は加工運用次第で毒にも薬にも化ける金の卵。

残念ながら彼女にそういった高度な使い方が出来るはずもなく、『いくら乱暴に使っても壊れない異様な切れ味の武器』、『少しかさばる水筒』くらいにしか思っていない。

たまに、出鱈目な魔力を流し込み大洪水を引き起こすことも。

使い方次第では、物理的にも経済的にも国を亡ぼせる業物。

 

【人物・性格】

・一人称、私 ・二人称、オマエ、アンタ ・三人称、アレ、テメエら

 

○性格

意志の強そうな瞳。はにかんだ笑顔が可愛らしい少女。

自由奔放な性格、裏表のない言動が災いして嫌われやすい。

考えること、挑戦すること自体は大好きだが、飽きっぽく答えを出すことは苦手。

 

彼女はある少女の『悪を憎み、悪を許さない』という祈りが形になった女神・・・多分。

悪を見つけ、裁くことに特化した存在。

彼女は正義の味方ではなく悪の敵である。よって人類の味方とはいえない。

 

破天荒な振る舞いも多いが、それらはお節介と妥協を許さない姿勢の裏返し。

好戦的と勘違いされることが多いが、本当は暴力が大嫌い。

事に及ぶ際に、自力で解決策を見つけることが出来ず、かといって見て見ぬフリも出来ず、誰かの小狡い策に乗じる器用さも持ち合わせていない。

結果的に、言動と行動の論理性が皆無となることが多く物事を大局的な見方が出来ない。敵味方を巻き込んで戦場を引っ掻き回す嫌われ者。

 

彼女は99人の安全の為に、1人が犠牲となることを決して許さない。

賢くなることが、器用になることが、誰かを見捨てなければならないのであれば、彼女はルールを、知性を否定する。

迷いながら、後悔しながらも、彼女の歩みは止まらない。

如何なる時代、場所であろうと、この世に悪が蔓延る限り彼女が立ち止まることはない。

 

例え、誰からも疎まれようとも。

自身の存在に矛盾を感じながらでも。

彼女が諦める理由には成り得ない。

 

それはそうと、とにかく口が悪い。

言葉遣いが汚いのではなく、人のトラウマを的確に言い当てるマシンガントークが彼女の持ち味。

その点の自覚は皆無であり、使命どうこうのまえにそこを直すべきである。

 

【因縁】

○レイン

白馬の王子様

 

○ヴァン

初恋の人。

 

○ニルス

ぱちもん。

 

○グラディウス

テメエはいつか必ずぶっ殺す!

 

○鹿島真姫

文通友達。角っ娘クラブの妹分。

 

【台詞例】

「はぁ?アンタ馬鹿でしょ?内面卑下する暇あったらそのビジュアルなんとかしなさいよ。バーカ馬鹿ぶぁっか!」

 

「おじさん、カツサンド具材多めの肉抜きで!二つお願いね。は?いや一人分だけど、男とかいないし。おじさん、セクハラに傷ついたので一個まけてね」

「あん?肉抜きの分、値引きするって?アタシを馬鹿にしてんの?そっちはアタシの都合なんだから払うに決まってんでしよ?」

「は!そっちのが安くなる?し、知ってますぅ。分かってますからぁ、こういうのは気持ちの問題なんですぅバーカ馬鹿ぶぁっか!」

 

「義務教育なんて滅んでしまえばいい」

「動物の死骸なんてよく食べられますね。馬鹿なんじゃない?」

 

「アンタさ、もう他に好きな人いるでしょ」

「いっぱい悩んでくれたんだよね?勘違いならよかったのにって考えたでしよ。それ相手に失礼だよ」

「別にいいんじゃない?」

「私はもう充分もらったから、いつでも心は繋がってるなんて、女々しいのは柄じゃないしはっきりふるね」

「ばいばい、倖せをありがとう。…ばいばい」

この身は、弱者の慟哭、怨嗟と渇き

私は、悪を断罪する一振りの剣

されど私の使命は、私の信念に由来する独善の剣

理解するな、触れるな

許しは乞わない、慈悲など要らず

全ての善、全ての悪、

人々の営み、希望、絶望に至るまで

一切の例外を作らずただ悪を斬るのみ

恐れよ、怖れよ、

大いなる棘の戦士が月より舞い降りたぞ

 

【備考】

キャラクター紹介第1弾はティンシアさん!・・・の『別世界線にて何かを極めちゃった末路的なセカイ終末系ヒロイン』です。

作者の一番お気に入りキャラクターということで選びました。

実は、女性オリキャラでは初めてデザインしたキャラということもあって外見内面含めて少々デザインが古いです。(20年ちょっと前くらい?)

そんなわけで今回UPに合わせてほんの少しだけリデザインしました。旧VERは機会があればそのうちに。

感想などありましたら是非是非。因みに、元になったキャラとかはいません。多分。